キャロル・ケイとモータウン

昨日、相棒でギタリストでモーヲタのたまちょす氏(id:tamachoz)がキャロル・ケイについて書いていたのでトラックバ〜ック!
2006-04-19

この件に関してはメディアの情報も様々で、ワタクシおけんが、特に信憑性のある情報を基にしたわけでもなく適当にだらだらと思ったことを書くだけですのでその辺りはあしからず。

ふむ。。。キャロル・ケイ疑惑についてはココに訪れる多くの方々がご存知とは思うが簡単に説明しておきます。


モータウンの黄金期(60年代)のヒット曲は「ファンク・ブラザーズ」と呼ばれる一流セッションミュージシャン集団がすべてを演奏しており、中でもベーシストであるジェームス・ジェマーソンの存在は大きく、モータウンサウンドの礎を築いたと言われています。
テンプテーションズシュープリームススティービー・ワンダーマーヴィン・ゲイ。。。枚挙に暇はありませんが、その殆どのヒット曲でジェマーソンがプレイしているというハナシは既に伝説でもあります。
ところがどっこい、実はその素晴らしいベースラインのうちのいくつかはジェマーソンのプレイではなく、キャロル・ケイという白人女性のプレイだった。。。。てなハナシです。

正直言って、細かいことには無頓着なワタクシは、最初に「モータウンのベースは全部ジェマーソンが弾いてるらしいじょ」という話を聴いた時には単純に「おおお!そりゃすげぇ!」と素直に感激したものでした。モータウンを意識して聴くようになったのも大学時代も終盤に差し掛かる頃でしたが、単純にモータウン=ジェマーソンというだけの意識でした。
後にキャロル・ケイ疑惑の話を聞いたときには、またまた単純に「だよなー、ジェマーソン一人で全部ってのもハナシが出来すぎだよなー」と思ったくらいでした(爆
ただ、モータウンでもいろんなアーティストや曲を耳にするうちになんとなくだけど、「あー、これってあんまりジェマーソンっぽくないかな。。。」なんて思ったりすることもありました。例えば「ジャクソン・ファイヴ」がいい例です。
詳しい方ならご存知でしょうが、ジャクソン・ファイヴのレコーディングはLAで行われてたらしいですよね。有名な「I Want You Back」や「ABC」なんかも、なんとなーくジェマーソンぽく無いなぁと思ってました。
ただし、その『ジェマーソンっぽさ』ってのも実際アテになるものではなくって。。。つまり、すっかりジェマーソンのプレイだと思って聴いてたものが違う人のプレイだったりする訳ですからね。。。正直ワカンネ。
例えば「バーナデッド」なんかはモロにジェマーソンっぽく聴こえるんですよ、僕には。あれがキャロル・ケイだと言われると、自分の中での『ジェマーソンっぽさ』なんてものはまったくアテにならないな、と。

少なくともキャロル・ケイはボブ・バビッドと同じくらいリスペクトされるべきベーシストなんですよね。とりあえずモータウンに限定してのハナシですけど。
同じ白人でも男性のボブ・バビッドが良くて女性のキャロル・ケイがイカンって事はないでしょう。。。

そういえばマーヴィン・ゲイの「Mercy Mercy Me」なんかはバビッドのベースなんですよね。


この話題は結局結論って出ないんだろうな。。。。