GOTA

GOTA

SOMETHIN’ TO TALK ABOUT

SOMETHIN’ TO TALK ABOUT

久々にれびゅ。93年の作品。ドラマーでありプロデューサー、マルチプレイヤー。。。屋敷豪太のソロアルバム。最も著名なキャリアはやはりシンプリー・レッドのアルバム「STARS」、後のワールドツアーにドラマーとして参加した事だろう。
アルバム全体の雰囲気としては、当時のトレンドともいえるジャズファンク調のアレンジ。歌モノもインストもある。どの楽曲も非常にポップで親しみやすく、プロデューサーとしての技量もなかなかのもの。参加ミュージシャンも、ブランニューヘヴィーズのベーシストであるアンドリュー・レヴィーや、P-Funkでおなじみにバーニー・ウォーレル、シンプリー・レッドからはベースのミック・ハックネル、ギターのヘイトT.P.、サックスのイアン・カーカムとなかなか豪華な顔ぶれ。自ら築き上げた人脈が見て取れる。
彼のドラミングは非常にクールな印象。しかしその淡々としたリズムの中には独特なグルーヴが存在する。彼の手癖というべきハイハットワークは非常に気持ちが良い。
「ホントにドラマーのソロアルバムなの??」って言う位、ドラムが前面に出ないポップなこの作品だが、淡々と刻まれるそのクールなグルーヴがさりげなく主張している。そんな高感度の高い作品だ。