チャカ

Woman I Am

Woman I Am

92年の作品。実は収録曲のいくつか(タイトル曲含む)は、マーカス・ミラーのプロデュース。ソウルの女王、チャカ・カーンも92年という時代なのか。。。このアルバムからはソウルやファンクは感じられない。いや、それが悪いわけではもちろん無い。むしろ非常に良質のポップスとしての完成度は素晴らしい。ただし、ルーファス時代の泥臭さを期待して聴くとちょっと拍子抜けかもしれない。
よく言われることかも知れないが、チャカ・カーンのヴォーカルって、「○○っぽさ」みたいなものが皆無だ。そう、唯一無二のユニークなシンガーなのだ。たまたまルーファスっていうファンクバンドに在籍していたために「ファンキーな」とか「ソウルフルな」って捉えられがちかも知れないが、彼女のヴォーカルはジャンルを超越する何かがある。
この作品を聴くとそれがよく解る。
ソウルでもファンクでも無く、純粋に楽しめるポップスアルバムだ。
個人的に好きなのは。。。
M4「Keep Givin' Me Lovin'」。。。チャカ・カーンといえば血管の切れそうな(笑)ハイトーンが印象的だが、この曲では非常に女性的でソフトなヴォーカルが聴ける。ささやくような、包み込むような。。。ウットリです。
M6「Love You All My Lifetime」。。。当時FMで結構かかってた気がする。流行のアシッド・ジャズ風のアレンジが小気味良い。
M11「The Woman I Am」。。。ミドルテンポの爽やかなナンバー。この曲はマーカスのプロデュース。癒し系かもw