お勧めのジェマーソン

Home Cookin'

Home Cookin'

一口にファンキーと言ってもいろいろな解釈がある。ファンク・ブラザーズモータウンのバック・バンドだが、いわゆるモータウンサウンドというのは現在一般的に言われる「ファンキーな」サウンドとは少々趣が異なる。
その中で「Jr. Walker & The Allstars」というバンドはJBばりのファンキーサウンドを堪能できる希少な存在かもしれない。
中でもこの「Home Cookin'」という曲のファンキーさと言ったら・・・もう!
この曲でのジェマーソンのベースラインは「まさにジェマーソン!!」というプレイ。予想のつかないシンコペーション。それでいて一貫したグルーヴ感。歩きながらこの曲を聴くとその素晴らしさが一層感じられる。
以前紹介した「ジェマーソン本」(http://d.hatena.ne.jp/oken_bass/20041220参照)ではデイヴ・ハンゲイトがこの曲をプレイしている。


Love Child / Supremes a Go

Love Child / Supremes a Go

68年のシュープリームスのアルバム「Love Child」から、M3「How Long Has the Evening Train Been Gone」。
非常に変わったムードの曲。実はこの曲も、「ジェマーソン本」で、アンソニー・ジャクソンがプレイしている。
あえて原曲を聴くよりアンソニーのプレイを聴いた方がベースラインとしては解り易いかも知れない。アンソニーは演奏の前に非常に長い解説をしているのだが、その中で印象的なコメントは「ジェマーソンの本当に素晴らしいプレイは大して注目されていないシングルや、アルバムの中に眠っている」

きっとまだ聴いたことの無い素晴らしいジェマーソンのベースラインが幾つもあるに違いない。