ラリー・グラハム

いかしたファンキー・ラジオ

いかしたファンキー・ラジオ

グラハム御大の登場です。78年の作品。スライから独立して6作目。
名義としては「LARRY GRAHAM & GRAHAM CENTRAL STATION」と言うことでよりラリーのカラーが強く押し出されており、数々のチョッパー・ベーシストに多大なる影響を与えた名盤だ。
①「Pow」はスラップのバイブルと呼ばれるほど有名な曲で、そのメインリフは今のスラップ奏法の基本となる要素がびっちり詰まっている。
また6作目とあってサウンド的にもかなり熟成されており、クロスオーヴァー的な雰囲気を持つ曲もあったりする。
スラップと言う奏法自体もこの頃にはかなり進化を遂げているようで、④「Boogie Witcha, Baby」や、⑥「Turn It Out」のダブルストップを含んだフレーズはなかなか洗練されている。まぁ、あのぶりぶりサウンドは健在で泥臭いことこの上ないのですが(笑
グラハムの奏法の特徴はなんと言っても「ダウンアップ」。親指をピックのオルタネイトのように使うチョッパーで日本ではご存知江川ほーじん氏(元爆風スランプ)が有名。
僕はコレが上手く出来なくて・・・orz

よくスタジオに入ると「なんちゃってPow」で遊んだものです。べーすのリフさえ合ってれば、後のパートは何してても「Pow」になってしまうところがすごい(爆