僕のソウル原体験

ご存知、映画「BLUES BROTHERS」(80年)のサントラ盤。80年というと僕は小学生。実際観たのはTVのロードショウ番組で。だからきっと1年遅れくらいだと思います。
もちろん当時ソウルだのR&Bだのファンクだの、意識もしておりません。もっぱら「ザ・ベストテン」なんぞを観て喜んでいた普通の小学生でした。

この映画の見所の一つが豪華なゲストにあります。

レイ・チャールズ扮する楽器屋のオヤジ

サントラでは④「Shake Your Tali Feather」
楽器を調達しに来たバンドに向かって、「このエレピ、まだまだ腐っちゃいないぜ・・・」と弾き始めるイントロがかっこいいのなんのって!
たまたま友人であるギタリストたまちょす氏が昨日レイ・チャールズに言及してましたので紹介しておきます。
http://d.hatena.ne.jp/tamachoz/20041117

アレサ・フランクリンが演じるソウル・フード・ショップのおかみさん

マット・マーフィー扮するマスターがバンドに復帰するのを食い止めようといきなりアレサが歌い出す⑦「Think」。オリジナルよりアップテンポでホーンセクションが歯切れ良い。半音上がりで2回も転調!!クライマックスの盛り上がりと言ったらもう・・・!

ジェームス・ブラウンの牧師

ゴスペル・ナンバーの⑥「Old Landmark」。
黒人教会で大盛り上がりのミサ。ここでブルース・ブラザーズの二人がバンドの再結成を決意するシーン。ほんのチラッとだがチャカ・カーンらしき女性が踊り狂ってるのが写る(笑

これら一人一人のキャラクターに音楽が結びついて・・・それはもう個性的なんてもんじゃない!ストーリー上は脇役なのに、僕に強烈な印象を残したのでした。
僕が実際にブラック・ミュージックにはまるのはその10年後。大学生活も後半にさしかかるころなのでした。