ほーじんタソ

さて昨日はマーカス・ミラーの誕生日でしたが、今日は日本が誇るスラッパー江川ほーじん氏の誕生日です♪
ハッピーバースディィィィ!!!

さてほーじんさんのスラップの特徴といえば。。。『ダウンアップ』!!

さて先日の反省も踏まえて、ベーシストでない方でも解かるように解説(笑
そもそもスラップ(チョッパー)とは、親指で弦を叩きつけたり(サムピング)人差し指等で引っ張ったりして(プル)、フレットにぶつける事によって本来の指弾きでは得られない金属的なサウンドが得られる奏法です。
また「弾く」と言うよりも「叩く」という表現がしっくり来るようなパーカッシブなサウンドやリズムを出しやすいという特徴があります。

さてほーじん氏のスラップで特に目を引く『ダウンアップ』とは何か。
ま、そのネーミング通りなんですが(笑)、親指をピックのオルタネイトのようにダウンアップする奏法です。
これは一般的にこの奏法の祖と認識されているラリー・グラハム氏の奏法に近いのですが。。。個人的にはほーじんさんのダウンアップは「ほーじん奏法」と呼べる位独特なものだと思ってマス。

ピックのオルタネイトって言うのはもちろん例外もあるものの、基本的には表=ダウン、裏=アップという感じでリズムを刻むものが多い。それはダウンとアップという2つの組み合わせだから自然にそうなるのも当然の話だ。
ところがスラップの場合、これに「プル」が加わるわけで。。。(汗
フツーのスラップ(?)ならダウンとプルの2つだから捉えやすいのだが、ダウン・アップ・プルの3つを組み合わせるのはなかなか難しい。
この辺りがほーじん氏のフレーズの最大の特徴で、この本来ならリズムがおかしくなっちゃうような複雑な組合せを逆手にとって実に個性的なベースラインを組みたてるのだ。
当然アクセントも独特で、他のベーシストには真似の出来ないグルーヴを生み出す事になるのだ。

あとはそのサウンド。弦のに深く親指をもぐり込ませて豪快に返す「アップ」はそんじょそこらのヘナチョコには決して出せない太いサウンドを作り出す。
僕、コレが出来ないんだよね。。。(泣


なーんてイロイロややこしい事書いてしまいましたが、、、そんな事考えなくてもイイんです。ほーじんさんのベースはカコイイんです(笑
小ざかしい事考えなくても楽しめるベースを聞かせてくれる方です♪