チャック・レイニー

Aja

Aja

77年の作品。所謂「白い」音楽って薀蓄が無くて避けて通ってきたけど、とりあえずチャック・レイニーだし。。。って事でひとつ(笑
全体を通して、非常に完成度の高いポピュラー・ミュージック。個人的な好みとしては結構好きだが、聴き流しちゃう系かも知れない。(※あくまでも個人的趣味です)
ただし、M4の「Peg」。。。凄いねやっぱし。
この曲には有名な逸話があるのをご存知だろうか。ドナルド・フェイゲンは、レコーディング中に右手がスラップのフォームに見えるだけでストップをかけるほどスラップ嫌いだったらしいのだが、チャック・レイニーは彼に背中を向けたままスラップでレコーディングを敢行。。。それがOKテイクに採用されたと言うのだ。
「Peg」を聴くとなるほどそのエピソードも頷ける。フィンガー・プレイからスラップに移行する際に全く違和感が無いのだ。言われないと気づかない位音質が変わらない。しかしフレージングは完璧にスラップ。
イントロのダブル・ストップ、サビに移行する直前の絶妙なロングトーンと休符、そしてサビのスラッププレイ。。。ベーシストには聴き所満載の一曲だ。